様々な魅力ある、女性の仮面をご紹介しております

能之女面

様々な女性面をご覧下さい

小面(こおもて)

 

肉付きがよく、ふっくらとした表情で若さを感じさせる女面です。能「楊貴妃・ようきひ」「井筒・いづつ」などのシテ(主役)や花の精、ツレ(連れ役)など多様に用いられ、相貌も多岐に渡り存在しております。

 

泣増(なきぞう)

 

増阿弥(ぞうあみ)という人物によって創作されたと伝わる面です。気品と気高さから、能「羽衣・はごろも」「楊貴妃・ようきひ」など様々な曲に用いられます。

 

若女(わかおんな)

 

理知的な成熟した女性です。作者によって相貌も多数存在し、能「井筒・いづつ」「半蔀・はしとみ」「熊野・ゆや」「野宮・ののみや」など多用に用いられます。

 

孫次郎(まごじろう)

 

1500年代頃の金剛座太夫・右京久次(別名・孫次郎)が亡き妻を偲んで打ったと伝記される能面で、金剛流を代表する美しい女面です。

 

深井(ふかい)

 

母親の情愛や子を失う悲しみを表現した面です。頬の肉が落ち、その内面的な心情から、能「隅田川・すみだがわ」「百万・ひゃくまん」などに用いられます。

 

姥(うば)

 

気品のある年老いた女性の仮面です。能面の中でも珍しく白髪で表現されている女性面ですので、能「高砂・たかさご」「姥捨・おばすて」「昭君・しょうくん」などに用いらます。

 

泥眼(でいがん)

 

眼に金泥を差す事からの名称です。般若になる前の六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の生霊として、能「葵上・あおいのうえ」をはじめ、能「海士・あま」に竜女としても用いられます。

 

生成(なまなり)

 

怖い話とも言える、能「鉄輪・かなわ」の後シテ(後半の主役)に用いられます。まだ少し人間味が残る半分鬼の面です。角が生えかけており、これから真の鬼女へと化していきます。

 

橋姫(はしひめ)

 

生成と用途は同じですが、伝統として伝わる表情と内面性の相違をお愉しみ下さい。能舞台では五徳(三徳)を着け、女性の執念・恐ろしさがより強調して表現されます。

 

般若(はんにゃ)

 

鬼の様な表情ですが、嫉妬・悲しみ・怒りなどの複雑な内面が凝縮された女性の「心の角」を具現化した面。能「道成寺・どうじょうじ」「安達ケ原・あだちがはら」「紅葉狩・もみじがり」などに用いられます。

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